Specialty Coffee

バースコーヒーのコーヒーへのこだわり

【美味しさ】

●消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーである。
●カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特製が表現されている。

【品質管理】

●コーヒーの豆からカップまで、総ての段階において一貫した体制・工程で品質管理が徹底している。
●品質管理が適性になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆・焙煎豆である。

【品質管理】

●各品評会の「カッピング」により80点以上の点数を獲得したコーヒーである。

スペシャルティコーヒーとは

消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。

風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。

カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階に於いて一貫した体制・工程で品質管理が徹底している事が必須である。(From Seed to Cup)

具体的には、生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること。

そして、適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること。

さらに、適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる。

日本スペシャルティコーヒー協会は、生産国から消費国にいたるコーヒー産業全体の永続的発展に寄与するものとし、スペシャルティコーヒーの要件として、サステナビリティとトレイサビリティの観念は重要なものと考える。

バースコーヒーのコーヒー豆はは、豆の生産地・品質からカップに注ぐまでの徹底した品質管理を行ったアメリカスペシャルティコーヒー協会(SCAA)で100点満点中80点以上の得点を獲得した豆です。コーヒー豆全体の流通量のわずか5%しかない最高品質の豆になります。

バースコーヒーのコーヒーはスペシャルティコーヒーのみを使用しています。

Light-up Light-up スペシャルティコーヒーを決める7つのプロセス

1. カップ・クォリティのきれいさ

これはコーヒーの品質の基本的スタートポイントとなるもの。カップのきれいさとは「汚れ」又は「風味の欠点・瑕疵」が全く無い事。コーヒーの栽培地特性「Terroir」がはっきりと表現されるために必須な透明性があること。風味の「汚れ」「欠点」があると、Terroir による風味のプロフィールが隠され、飲む人が感知できにくくなる。

2.甘さ

コーヒーのチェリーが収穫された時点で、熟度が良く、且つ熟度がどれほど均一であったかに直接関係する甘さの感覚。甘さとは、焙煎されたコーヒーに含まれる糖分の量が絶対的なものではなく、甘さの印象度を創造する他の成分・要素との結合にも依存する。又、糖分が高くても、甘さを感じることを阻害する要因―辛さのある苦味、刺激的な酸味、強い汚れ、渋み等が有ると甘さを感じにくくなる。

3. 酸味の特徴評価

これはコーヒーの品質の基本的スタートポイントとなるもの。カップのきれいさとは「汚れ」又は「風味の欠点・瑕疵」が全く無い事。コーヒーの栽培地特性「Terroir」がはっきりと表現されるために必須な透明性があること。風味の「汚れ」「欠点」があると、Terroir による風味のプロフィールが隠され、飲む人が感知できにくくなる。

4. 口に含んだ質感

コーヒーにより伝えられる触覚。口に含んだ質感には、粘り気、密度、濃さ、重さ、舌触りの滑らかさ、収斂性感触などの感覚・触覚が含まれる。口に含んだ時の量感は、質感とは同じではない。量感に気をとられ過ぎると不快なザラツキによる触覚をコクと誤って判断する結果となる。質感の品質を評価せねばならない。

5. 風味特性・風味のプロフィール

スペシャルティコーヒーと一般のコーヒーを区別する最も重要な項目。
味覚と嗅覚の組み合わせ。栽培―収穫―回収―選別―生産処理―保管―焙煎―抽出が理想的に行われれば、栽培地域の特性―Terroir ―が正しく表現されるもの。
コーヒーが一般的なプロフィールしか持っていないのか、あるいは栽培地の地域特性―Terroir が純正に表現できているかを明確に評価する。

6. 後味の印象度

コーヒーを飲み込んだ後で持続する風味は、コーヒーの他の属性により醸し出される心地よさを強める場合、弱める場合、あるいは一切駄目にしてしまう場合とがある。コーヒーを飲み込んだ後の「口に残るコーヒー感」が、甘さの感覚で消えて行くのか、あるいは、刺激的な嫌な感覚がにじみ出てくるのかを判定する。

7. バランス

コーヒーは風味の調和が取れているのか? 何か突出するものは無いか? 何か欠けているものは無いか?

コーヒーの産地

産地の味わい

コーヒーの味わいは、産地によって大きく異なります。これは、栽培地の気候、土壌、標高、降水量といった自然環境がコーヒー豆の生育に影響を与え、独特の風味特性を生み出すためです。
一般的に、大陸ごとの特徴として、南米や中南米産はバランスの良さ、アフリカ産はフルーティーで酸味が豊か、アジア産は苦味やコク深さを得意とすると言えます。

中南米

●ブラジル:バランスの取れた味わいで、苦味、酸味、甘みが調和しています。ブレンドのベースとしてもよく使われます。ナッツやチョコレートのような風味を持つものもあります。
●コロンビア: 良質な酸味と甘み、フルーティーな香りが特徴です。こちらもブレンドのベースになることが多いです。
●グアテマラ:酸味とコクが豊かで、フローラルな香りとクリーンな後味が楽しめます。
●コスタリカ:バランスが良く、クリーンで明るい酸味とほのかな甘みが特徴です。
●メキシコ:穏やかな酸味と甘みがあり、ナッツやチョコレートのような風味が感じられます。

アフリカ

●エチオピア:コーヒー発祥の地であり、多様な風味を持つことで知られています。フローラルな香り、柑橘系やベリーのようなフルーティーな酸味、ワインのような風味など、個性的な味わいが楽しめます。
●ケニア:明るくフルーティーな酸味と、しっかりとしたボディが特徴です。柑橘系やベリー系の風味が豊かです。
●タンザニア:キリマンジャロ山麓で栽培されるコーヒーは、強い酸味とコク、甘い香りが特徴です。「野生味あふれる」と表現されることもあります。

アジア

●インドネシア:マンデリンやトラジャといった銘柄が有名で、深みのあるコクと苦味、スパイシーな風味が特徴です。酸味は比較的穏やかです。
●ベトナム:ロブスタ種の生産が中心で、力強い苦味と独特の香ばしさがあります。ブレンドのアクセントとして使われることが多いです。
●イエメン:モカの産地として知られ、独特の風味と酸味、甘み、コクが調和しています。

その他

●ジャマイカ(ブルーマウンテン):卓越した香りと、バランスの取れた味わい、滑らかな口当たりが特徴で、最高級の品質として知られています。
●ハワイ(コナ):強い酸味と豊かなコク、甘い香りが特徴で、高価なコーヒーとして知られています。

これらの特徴はあくまで一般的な傾向であり、同じ産地でも農園や品種、精製方法によって味わいは大きく変化します。ぜひ様々な産地のコーヒーを試して、ご自身の好みに合う一杯を見つけてみてください

コーヒーの品種

コーヒーの品種は、その味わいや栽培特性に大きな影響を与える要素の一つです。世界には数百種類以上のコーヒーノキが存在しますが、商業的に広く栽培されているのは主にアラビカ種 (Coffea arabica)カネフォラ種 (Coffea canephora)(一般的にロブスタ種と呼ばれます)、そしてごく一部のリベリカ種 (Coffea liberica) です。

それぞれの代表的な品種と特徴を以下に紹介します。

アラビカ種(Coffea arabica)
【特徴】

香り高く、酸味、甘味、苦味のバランスが取れた繊細な味わいが特徴です。カフェイン含有量は比較的少なめです。病害虫に弱く、栽培には比較的高い標高と安定した気候が求められます。

【代表的な品種】

ティピカ (Typica):アラビカ種の原種に近い品種の一つで、クリーンでバランスの取れた味わいが特徴です。

ブルボン (Bourbon):ティピカの突然変異種で、甘みが強く、複雑な風味を持つと言われています。

カトゥーラ (Caturra):ブルボンの突然変異種で、収穫量が多く、酸味がやや強めです。

ムンドノーボ (Mundo Novo):ブルボンとティピカの自然交配種で、生産性が高く、バランスの取れた味わいです。

ゲイシャ (Geisha):エチオピア原産の希少な品種で、ジャスミンのようなフローラルな香りと、柑橘系のような明るい酸味が特徴です。近年特に注目されています。

パカマラ (Pacamara):パカス種とマラゴジーペ種の交配種で、大粒の豆を持ち、複雑で豊かな風味が特徴です。

SL28 / SL34:ケニアで開発された品種で、複雑な酸味とフルーティーな風味が特徴です。高品質なコーヒーを生み出すことで知られています。

カネフォラ種(Coffea canephora / ロブスタ種)
【特徴】

アラビカ種に比べて苦味が強く、カフェイン含有量が約2倍と多いのが特徴です。病害虫に強く、高温多湿な環境でも育ちやすいため、栽培が比較的容易です。エスプレッソのブレンドや、インスタントコーヒーなどに利用されることが多いです。近年では、高品質なロブスタ種の研究も進んでいます。

【代表的な品種】

特に細かな品種分類はアラビカ種ほど一般的ではありませんが、栽培地域や特性によって様々な系統が存在します。

リベリカ種(Coffea liberica)
【特徴】

大きく不揃いな豆を持ち、独特のスモーキーな香りや、木のような風味を持つと言われています。栽培は限られた地域で行われており、商業的な生産量はごくわずかです。

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